居場所

ここでいう居場所は、家とか物理的な居場所ではなく、自分だけの心の拠りどころというのでもなく、あくまで自分以外の人がそこに存在しているところの話だ。

 

いろんなところに自分の居場所を持っていられたら、気持ちに余裕が出来るかもしれない。家庭、職場、友人、趣味仲間…等々。

ひとつでいいと思われる方もおられるだろう。そういう方は強い心の持ち主だと思う。

もしもひとつの居場所がなくなってしまえば…行き場はどこに…?

またその時に作ればいいだけと思えるなら、たくましい心の持ち主だ。

ただの不安な心から居場所作りをしているのではなく、たまたまそうなってしまえば理想かもしれない。

しかし居場所が多すぎてもしんどくなってくるものだ。

しかしこの世の中でひとりぼっちっていうのも…私だったら寂し過ぎる。

前出の記事でもお伝えしているが、アナログな私はネット上の繋がりでは物足りないタイプだ。昭和の人間だからかもしれない。いつか…令和生まれの赤ちゃんが大人になるころは、アナログもデジタルも同じ感覚で捉えられるようになるのかもしれない。

 

スタッフの多めの職場から独立し、どのように施術に対するモチベーションを保つか…とういところで、やっぱり私は仲間が欲しかった。そこで間接的でも切磋琢磨し刺激を得たほうがモチベーションが上がる。しかしそれも人それぞれだから、自分の考えはあくまでも自分にとってベストなだけなのだ。

依存し合うのは好みではないが、刺激し合うのは好ましい。

人はひとりでは生きていけない、なんてとてもベタだが、否定できる人もいないだろう。最近は中高年の孤独死も増えているらしい…そんなことがあまりない世の中になってほしいと切に思う。誰しもがささやかながらも居場所を持っているのなら、そんなこと起きないかもしれない。