入浴剤
菌と一緒に生きている
どんなに清潔にしたところで、人間は菌にまみれています。腸内だけでも百兆個もの微生物が住んでいるそうです。口の中や皮膚にもたくさんの常在菌が存在します。
一部の内臓や脳は無菌だそうで、共存するところとそうでないところに、からだの中でわかれているようです。
からだにとって良い菌が悪者になることもありますし、悪いものがあってこそからだの免疫機能がうまく働く場合もあります。良い悪いと一概には決められないのかもしれません。
また、菌がその人の個性を作っているという記事もありますし、仲良くお付き合いしたいものです。
日本人と微生物
日本食品には発酵食品が多くあります。歴史も奈良時代(今のところ)からの伝統だそうです。代表的な麹菌は醤油、味噌、酒などに使用されているのは周知のことです。
腸内細菌は生まれる時に母体から引き継ぐものもあったり、そのあと成長にともなっては、日頃の食事などで変わっていくそうです。
ただ今の時点では食べた物が腸内細菌の構成にどう影響を与えるか、完全には解明されていないそうです。
主婦湿疹
子供が保育園の頃、手の指の皮がどんどん剥けてくる、主婦湿疹になりました。
見た目も悪いし、しみるし、とても辛いものでした。洗い物は綿手袋をしてゴム手袋をしたり、毎晩保湿クリームや紫雲膏を塗って、綿手袋をして寝たり…。しかしなかなか治らないので自分なりに色々調べて、界面活性剤断ちを行いました。
洗濯洗剤から食器洗剤、洗顔、整髪…全てを石けんに変えたのです。
結果、だんだん治ってきました。しかし石けんの食器洗剤は石けんの匂いが残るし、ぬるぬるして落ちにくいし、洗濯洗剤も石けんカスが衣類に残って白くなったりパサパサになったり…。洗髪料も髪がギシギシしてからみやすくなるし…。
なので、治ったころから少しずつやさしい目の合成洗剤などに変えていきました。
弱酸性とかアミノ酸、植物性とかいろいろ試しました。
でも一番効いたのは、整体の仕事を始めて手を使うようになったことでした。
指も太くなり手も大きくなりましたが、鍛えられて丈夫になり、今では特定の食器洗剤に限りますが、合成洗剤を素手で使っても荒れなくなりました。
入浴剤
日本の水は塩素で制菌されていて、生水ものめるほど安全な水です。しかし塩素は有害な菌を抑制すると同時に有用な菌まで抑制してしまいます。
塩素は少しのビタミンCで中和されます。また市販の入浴剤でも有効なものもあります。またさら湯より、入浴剤を入れたお風呂のほうが保温効果が長くなると知り、着色料と人工香料ではありますがリラックス効果も期待して、入浴剤を入れていました。
ところがある時期に家族の肌の調子が悪くなり、入浴剤を疑うことになりました。
そこで重曹とクエン酸で自作する入浴剤を作ってみました。数か月使用して、肌にも割によさそうで、保温効果もありました。ところがそのうちにアクシデントが起こりました。
数か月間の間に立て続けに私以外の家族がギックリ腰になったのです。私もなりかけになりました。これはおかしいと思い、色々考えたのですが、最近自分もなんか自身がおかしく感じていて、あの入浴剤しかない!と感じたのです。
つまりは、重曹とクエン酸で皮膚がきれいになりすぎて、常在菌が弱ったのではないか?と色々考え調べて、結論に至ったのです。
今度は常在菌を元気にするために…と色々探し、やっぱり微生物がいいだろうと感じ、数種類の微生物液を入浴剤として試してみました。
その微生物液もお湯がやわらかくなり、ぽかぽかが長く持続し、とても良いものに感じました。ほとんどのものが排水溝の匂い消し等洗剤としても使えるものでした。
微生物液の入浴剤に変えてから、家族の調子も元に戻り、私のなんか変な感じも治まりました。
続きは次回の記事にて。試してみて良かった微生物液をご紹介しておきます。