ルミナリエ

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今年は白熱灯

残すところあと二日になりました。

阪神淡路大震災

ルミナリエはそもそも24年前の鎮魂と追悼、復興祈念というコンセプトで始まった。

資金難など様々な困難を経て、2015年からは上記コンセプトを残しつつ、神戸の魅力アピールに移り変わった。

震災から24年も経過し、街はその形跡を簡単には見つけられなくなったと思う。

その間私自身は働きながらの子育てに一杯一杯で、復興は行政のニュースで知ることと、日常生活で街並みなどを見て感じているだけであった。

街が段々きれいになっていくと復興してきたなとなんとなく感じたり、なんせニュースでは大概いいことしか言わないので、復興がうまく進んでいると思っていた。

ところがこの頃、神戸の人口減ニュースを聞いたり、自分が他地域を訪ねることがあり、それは復興したように見えていただけやと思った。

都市計画

神戸空港ポートアイランド二期及び空港島、新長田周辺の復興開発…どれもあまり上手くいってるとはいえないようだ。

今現在神戸の中心地の三宮の開発が進み、市役所の再整備、市内主要駅周辺の開発などをすすめている。兵庫県としても神戸市中央区にある県庁舎の立替え、阪神高速湾岸線の西伸などなど、事業は色々と計画されている。

回顧

先日ポートアイランド一期へ行くことがあり、そこが昔と変わらず閑散としているのに少し驚いた。

今から40年ほど昔に、ポートアイランドが作られ、博覧会が開かれた。その当時、山を削って海を埋め立てることで狭い土地を広げて有効活用し、ファッション都市というイメージを作ってブランド化に成功したとして「株式会社 神戸」と揶揄され、各方面からその手法を見学にこられたと聞いたものだった。

もちろん、日本自体の経済などの停滞のせいもあったと思うが、そんな華々しい時代を知っている者としては、今の神戸の停滞ぶりを寂しく感じるものだ。

最近気付いたこと

少し前、サロンのちらし配りをした時につくづく感じたことがあった。神戸は中心部であっても、古くさびれたアパートや家屋が、新しくきれいな建物の間に混在していて…。それは世界中どこでも同じかもしれないし、神戸市も地域によって全然別の顔は持っているのだが、そのさびれてるのときれいなとのギャップにハッとさせられたのだ。そして神戸市の人口減のニュース。遅れた中心部の開発…。

結局は震災の時に復興することに予算を当てたので、当時から計画していたであろう都市計画が遅くなってしまったのじゃないかと気付いた。

なので他の都市に比べて都市開発が出遅れてしまって、今の人口減につながったのではないかと、やっと気付いたのだ。

もちろん震災復興が最大の課題であったのは当然であるので、いたしかたなかった。

でももしも震災がなかったら?もっと早くに都市開発を進められていただろうし、人口減もそこまでひどくならなかったかもと思える。

なので、24年間経った今でも震災の影響が残っていると最近分かった。

前向きに

最近訪れた大阪、福岡に比べて、神戸はショボいし、元気ない感じではある。

しかも神戸関連のニュースもあまりよろしくないものが多い。

だからって暗い気分でいても前に進まないので、何か自分に出来ることをしたいなぁと思いめぐらせている。