子育ては自分育て

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監事の任務を終えて

先日、3月に学部を卒業する息子の大学の役員会へ参加してきた。4年間の任期を経て、とうとう終わりがやってきたのだった。

最初は大学になってまでそんなんがあるんか!とちょっとビックリはした。しかし大学の入学式・卒業式、就職先の入社式、果ては親同士のお見合いまであるご時世…そんなもんやねんねと納得。

任期が4年と聞いた時はエッと尻込みしそうになったが、息子がお世話になる大学に寄付金では貢献できないし、それならせめて時間と労力で貢献しようと思い立った。またこれでもう学校に関わることも最後だと思えば、しんみりしてしまったのも否めない。

全国から集まる学生さんもおられる中、自宅から車で30分強で通える範囲は近隣であるし、年に2回の大学訪問だけならそう負担にもならないだろうと思った。それに大学の役員会ってどんなん?という好奇心もあったりした。

実際に、業務は年2回の参加以外になかったので、予想通り負担はなかった。

小・中学校とPTA役員をヒラと本部でトータル4年経験し、自治会でも25年の内、6回程度はヒラも役職も当たり、子供の課外活動でも一度役員を経験した。高校では子供2人ともそれぞれ3年間の役員を入学式の日にくじ引きをした。どちらもハズレたので、これはちょっと休みぃなということやなと納得した。

役員になるのが好きというのではなく、別に嫌いでもないからこんなことになったのだろう。ほとんどの人は無理にストレスを増やしたくないので、やりたがらない。

やれば知り合いも出来るし、いろんな生の情報も聞けるし、学校や先生のこともよく知ることが出来て、メリットも多いのだ。そりゃ余裕のあるおうちの方がやったほうがいいのは事実。今から考えるとよくうちの状況でやったなぁと思う。ここまで読めば結構役員してるやんと思われがちだが、私の役員経験など大したほうではなく、もっとすごい経緯をお持ちの方も何人かいらした。

そんな経験の中、大学の会は一言、つまらなかったなと思う。感想ってそんだけ?って思うけど、そんだけだった。

まぁ当初の目的は達成されたので、よしとしよう。

写真の整理

スマホの写真の整理をしていたら、懐かしい写真に気をとられた。子供が小学生から中学高校、成人へと成長した様子をお手軽にスマホで撮影していた。

年のせいかなんだかしんみりしてしまったが、先日大人になった子供と言い合いをしたばかりだったなと思い出した。

子育ての時期は夫とよく口喧嘩をした。私も到底黙っていない性格だし、主人は昭和の頑固親父みたいな職人気質だし…。子供たちの目の前でバトルをちょこちょこ繰り返したものだった。

きっと今推奨されている育児論では、いろんな面で悪い例にされてしまうような育児だったと思う。

確かに後悔先に立たずで、一生懸命育てた結果がわかるのは20年後くらいなのである。

今の自分だったらもっといい育児が出来る自信があるが…時すでに遅し。

最近は子育て中のお母さんに、(子供についての)夫婦喧嘩は、お互いが子供のことを大事に思っているからこそ白熱するものですよとお伝えしている。

違う環境で育った他人なのに、全く同じ価値観な訳がない。同じ環境で育った兄弟でも違うものだ。まぁその場合は、各々の性格によるのも大きく、同じ事象に対しての受け取り方が違うからだろうと思われる。

脱線したが、子供は夫婦二人の子供だ。自分が100%正しいということはないので、夫婦で上手に折り合いをつけていけばいいと思う。

いつでも頭はやわらか~くしておきたいものだ。(とかいいながら大人になった子供に叱られる時もある)

働く主婦

まだ自立していない子供がいる家庭の主婦は、一般的には子供が最優先で、次に主人、最後に自分という順番である。もちろん2番と3番が逆や、仕事やお姑さんの場合もあるだろう。

子供のお世話を済ませ、主人のお世話も済ませ、やっと自分の時間となるのだが…自分も仕事をしていたら、まずは仕事が最前線にくる。私のためだけの時間は…?

私の場合は、そんなんあるかい!寝ることと食べることと仲良し友達としゃべりまくることぐらいや…という感じだった。それでもこなすぞ!と交感神経MAX状態だったことを思い出す…。

なんでこなせたのかと考えれば、結局のところ子供や主人…家族への愛情やねんなぁと、今になってわかるのであった。

渦中に身を置いている時には、客観的に見るのはかなり難しい。

特に仕事において、例えパートでも職場では「主婦だから…子供がいるから…」という私的な事情は言い訳にはならない。なので、子供の不意のケガや病気に備えて、自分の不調では絶対仕事を休まない!と決心&実行していた。(原付でコケてケガをした時とインフルエンザにかかった時はお休みしましたが)

光陰矢のごとし

子育てだけが自己を成長させてくれるものではない。

仕事も大事な要素なのだが、こうやって20ウン年の子育てで昔よりもちょっぴり忍耐力がついたり、包容力がついたり、物応じしなくなったり…。大小の失敗を乗り越える努力と…それの繰り返しのおかげて、多少は成長したかなと思う。

今現在の子育ては20ウン年前より何かと大変だと思うので、同士?先輩?として応援せずにはいられない。

こんなひ弱な?私でも、働きながらの育児を何とかこなせた。

(子供が自立するという)ゴールは必ず、そう遠くない未来にやってくる‼