【三宮・元町エリア対応】ひとLABO.下山手整体
「ひとヲ整体」から「ひとLABO.下山手整体」へ
名称変更・プチリニューアルしました【三宮・元町エリアに対応】更年期症状に特化・妊活・産後骨盤ケアにも◎コンディショニングやリラクゼーションメニューも充実◎名称変更はなぜ?経緯を振り返ってみましょう。
三宮・元町エリアに整体院を開業そしてコロナ禍
神戸市中央区の三宮・元町エリアの内、元町駅や花隈駅や県庁前駅から徒歩圏内の好立地に開業したのが、2019年の春でした。3ヶ月のプレオープン後、通常営業を始めたのも8月でした。それから早4年が過ぎ去りましたが、想定外のコロナ禍という渦に私だけではなく、全世界が呑まれてしまいました。
初めての経営で前も後ろも分からず営んでいた矢先のこと…あれもこれもしようとしていたことをリセットしなくてはいけなくなりました。2020年の緊急事態制限下ではリラクゼーション業とその他療術業では国の支援が異なっていたので、熟考の上、常連様のみの完全予約制として予約時のみオープンしていました。折しも違う地域の整体師の先輩が、三宮近辺で院をやってみたいからサロンレンタルできないかと頼まれ、そんな状態なので深く考えずにOKしてしまい、後に苦い経験になってしまうのでした。
整体院開業と更年期障害
時を同じくして急に月経が来なくなり、酷い倦怠や喉の締め付け感に襲われてしまいました。その頃はようやくPCR検査が始まる少し前でしたが、もしかしてコロナかも?と思うほど調子が悪くなってしまいました。しかし身近な人に感染しなかったので、これは閉経による更年期障害だろうと予測できました。調子が悪い時も同じ内容のサービスを提供するのがプロなので、何とか仕事の整体と家事だけはこなしながら、サプリと市販の漢方系の更年期薬で遅い回復を待ちました。体がつらいながらも整体師として自分の様子をじっくり観察しました。
一般の皆様にはまずは婦人科の受診をお勧めします。中には病気が潜んでいる場合もありますし、ホルモン剤を使用することで症状は楽になるでしょう。コロナ禍で受診もお気軽ではなかったこともありますが、命にかかわる病気でないならあまり薬は飲みたくないという自分のポリシーがあり、長引いてしまったと思います。今は亡き自分の親や祖父母が(ある程度は必要でしたがそれ以上に)多量の薬を服用していた様子を目の当たりにして、自身はできるだけ飲みたくないなと感じました。なのでお薬は諸刃の矢だなという意識がいつでも出てきてしまうのです。できるだけ自然に自己免疫力を高めたいという思いと、すごい確率で生まれてきてここまで生きられた本来の力を信じたいという思いが、この仕事をずっと続ける大きな理由になっています。自身の更年期症状やホルモンの話は別の記事でお伝えしていきます。
私自身は基本的に整体で全てが治るとは思っていません。(一部の神の手の先生は治せるかも?)ただ今までの22年の経験で周りの先生方のことも含めて大きく振り返ると、大体の皆様は良くなられています。技術や人柄や仕事ぶりなどが多少は関係しますが、それでも直接触れ合うことのパワーってすごいなと感じます。じゃあなんで他の先生に整体施術してもらわへんの?と自分でも思いましたし、実際少ししてもらいましたが、その度に後で調子が悪くなりました。他者からの施術がどんなにソフトな施術でも、刺激を受けると体がしんどくなるという悪い状態だったのでした。(これが元々の強め押圧施術を封印してソフトな手技に完全に変えるキッカケになりました)他の先生の施術を受けることが好きで定期的に受けてきた自分にとってこのような状態は初めてで、本当に調子が悪いとこうなるんだと知り、ここで初めて病院の受診をしたほうがいいかも?と思いました。結局はしませんでしたが…。
自然療法と整体の競合
古来より動物は土壌や植物などの自然界に存在する物質を薬として利用しながらケガや不調に対応してきました。自然由来の物質を研究し開発され発展して現代のお薬が作られています。またここ十年以内に急速に研究が進められてきた微生物の働きにも興味があり、しろうと考えで「科学が発達してきた現代でも未発見の未知の物質が自然界には存在する」と勝手に信じています。なので施術以外でより回復するのに自分でできることは?とすごく色々考えた時に家庭菜園を思い付いたのでした。なんで家庭菜園なん?とツッコミされそうですが、お日様の下で(日光の効能)、土や植物と触れ合こと(微生物・未知の物質)、そして無農薬で育てた野菜の微生物や栄養を取ることが自然と免疫強化になるという考えに至りました。
思い立ったら行動せずにはいられない性質なので早速実践してみると、その考えはまんざら間違いではありませんでした。そこで今度は自然と触れ合うことが全てに良い影響を与えるということを院のクライアント様に還元できないかな?と思い始めたのです。こんな三宮や元町の街中で家庭菜園はさすがに無理だし…と考えを巡らせていると、不意に昔にかじっていたアロマやクレイを思い出しました。クレイテラピーはクレイ(粘土=土)の持つ自然の恩恵を療術としてクライアント様に勧められるものです。クレイならいいかも?と感じ、アロマ・フランスのドミニク先生の下でクレイテラピーをブラッシュアップすることにしました。勉強・実践していく中、整体にクレイテラピーを用いることの可能性を感じ、相乗効果を実感できました。クレイや微生物等々については別のブログでご紹介いたします。
アロマオイルケアと整体
コロナ禍では社会の状況や自身の体調に合わせてその時にできることをやりました。知識をつけることやよりよい技術の取得もしかりで、クレイテラピーに味を示した私は他にも整体と相乗効果が期待できるものはないかと思い起こしました。そういえば整骨院勤務で整体をしていた頃にアロママッサージをしていて、その有効性を実感していたことを思い出しました。ただアロママッサージはリラクゼーションのイメージが強く、メニューに入れることで整体もリラクゼーションと思われるのは嫌だなぁと、変なこだわりがありました。しかし結局は女性の美容・抗加齢・不妊に力を入れておられるいちかわレディース鍼灸院の市川英子先生のもとでブラシュアップすることになり、経絡リンパドレナージュを習得しました。今回のリニューアルメニューの妊活整体・産後骨盤ケア整体やオイルリンパドレナージュ及びかっさのヘッドケアに生かされています。クライアント様がより良くなるためなら、変なこだわりはいらないと反省しました。(アロマテラピーも昔に勉強しましたが、今のところ院では積極的には取り入れていませんが)
三宮で筋膜整体の研修
世の中ではワクチン接種が始まって、止まっていた世の中が少しづつ回り始めました。サロンレンタル契約は解消となり、自分の人生で想定外のコロナ禍や更年期障害を経験しました。その経験を経たから私なりの整体院作りをしようと思い改められました。20年以上の主婦と母親を兼ねながらの整体施術経験は延べ数千人のクライアント様へ約15000回以上の施術経験がありますので、それなりに板についています。ただ経営者としては未熟で右も左も分からず、様々な困難にぶち当たり自身の不甲斐なさを痛感する毎日でした。今でも試行錯誤中です。
一人で経営してる以上は自身の健康管理も仕事の内です。話は遡りますが、整体の仕事を始めて7~8年してからたまの腰痛が慢性的になりました。子供の頃に先天性股関節脱臼になり下肢の長短差があるので、バランスの悪い姿勢に陥りやすいのです。整体施術する時に良い姿勢を保つのが一般の方より難しいということです。他の先生の整体を受けたり、自分で姿勢に注意して施術をしましたが、なかなか治りません。そんなある日にとうとうギックリ背中になってしまったのです(今思い起こすとその頃から更年期が少しづつ始まっていたのでしょう)。その時に自分が筋膜を傷めていると体で感じたので筋膜の勉強をせずにおられず、技術研修を神戸の三宮や元町近郊で開催されていたトリガーポイント研究所に参加させていただいたのです。もちろん今でも定期的に勉強して整体技術の習得に勤しんでいます。(トリガーポイント研究所のトリガーポイントセラピーですが、分かりやすいようにここでは筋膜整体と紹介しています)
自動運動と整体
話を元に戻します。コロナ禍ではほとんど院の宣伝はしなかったのですが、世の中が回り始めたのでホットペッパーなど少しづつ宣伝を始めました。自分の体調も日増しに回復しきたので、整体の技術だけではなくサービスや心理や宣伝など様々な小さな試みをやり始めていた頃、これまたふとしたキッカケで日本コアコンディショニング協会(JCCA)のエクササイズを学ぶことになったのです。かの有名なストレッチポール団体です。これは運動コンプレックスのある私としては画期的なことでした。
それまで整骨院時代にちょこちょこ運動療法やストレッチの研修を受けたり、トリガーポイント研究所でもセルフ整体効果のある「メディカル・ヨガ」の研修を受けました。しかし過去の経験からストレッチなどのアドバイスをしても、続けられる方はなかなかおられなかったので、私も熱意が落ちてきて段々と省くようになっていたのです。受け手側の熱意なしでこちら側の熱意だけではどうにもなりません。その点ストレッチポールを使ったエクササイズはすぐに効果を体感できたことや、最低ポールの上に乗るだけでもいいので毎日続けてもらいやすく、久々に説明に熱が入りました。他動運動&補助ありの自動運動は整体の中でやりますが、限られた時間内ですので、自動運動単体はご自身で行っていただくのが理想です。その理想に一歩近づくツールがJCCAのコンディショニングでした。
日本コアコンディショニング協会の指導者の多くがスポーツ経験者のトレーナーや治療家なので、その研修は文科系?の私からするとザ・体育会系!という感じで毎回毎回少し気負いながらの参加です。そしてやっぱり体育会系に感じてしまいますが、勇気を出して?学んだことで体育会系の良いところも学ばせていただき、この年ながら脳に新しい刺激が入ってきます。体幹のコンディショニングに関しましてはまた別にお伝えいたします。
そして三宮…整体と分かりやすい名称(屋号)に変更へ
こうして自ら動くことでしか得られない効果を体感したので、メニューをリニューアルしてクライアント様に還元したいと思い立ったのが今年の初春。その時にはまだ名称変更はチラッと頭の中を過ぎっただけでした。今年に入って更年期のホルモンバランスが落ち着いてきたのか、体が馴染んできたのか、随分体調が良くなり気力も戻ってやる気が出たのでしょう。新たな覚悟?と共に名称変更して心機一転を図りたくなりました。もっと親しみやすい名称…でも別の店舗に変わった?と思われたくない…身心一如の気持ちは変わってない…そうだ「ひと」を残そうとなり、新名称(屋号)へ変更したという訳です。
そもそも「ひとヲつ」とは造語で「ひとぉつ、ふたぁつ、みっつ」と数える時の音をアレンジしていて、「こころとからだ」という文をキャチフレーズ的に加えていました。「身心一如」という仏教用語にもあるように、人は心も体も共に健康でなければ本当の健康ではない、ということを表したかったのです。違う言い方をすれば「病は気から」という言葉が昔からあります。そのコンセプトは今も変わってはいません。ちなみに「ぉ」を「ヲ」にしたのは、古代文字の「ヲシテ文字」で書かれた「ホツマツタヱ」とうい江戸時代の文献が滋賀県の神社で見つかっていて、その「ホツマツタヱ」の神話物語のような内容の中に「人はタマ=抽象=精神とシイ=具象=肉体を持っていて、それを結び付けているのが{タマノヲ}というもので、それが強固なら元気で弱ければ病んでいる」というお話があり、院に来られた皆様が真に健やかになられるようにとの願いを込めて{タマノヲ}の「ヲ」を使わせていただいたのでした。
旧名はこんなに長い説明をしないと分からない造語の名称だったので、個性的ですが覚えにくい、分かりにくい、検索しにくいなどのデメリットも多く、世間も自分も落ち着いてきたいいタイミングで思い切って「ひとLABO.下山手整体」に改変したのです。他にもリニューアルで、より心にアプローチしやすいリラクゼーションメニューや、人の手による整体だけでなく自ら体を動かすコンディショニングメニューも充実させました。また「女性専門ケア&コンディショニング」や「三宮・元町エリア対応」という言葉も付け加えて、誰が見ても分かりやすいように変更しました。
長くなりましたが、開業以来よりご満足いただける内容を皆様にご提供できるよう試行錯誤しています。今後も立ち止まらずに向上し、今まで以上に多くの皆様のお役に立てればと思います。