筋膜と姿勢の深い関係
大人女性にこそ必要な“形状記憶の書き換え”
40代を過ぎた頃から「なんとなく疲れがとれにくくなった」「昔より猫背が気になる」「肩や腰が重いのが当たり前になっている」——そんなお悩みを抱えていませんか?
実はこれらの不調は「筋膜のゆがみ」や「筋膜バランスの乱れ」が大きく関係していることをご存じでしょうか?
筋膜とは、筋肉だけでなく靭帯・骨・関節・内臓など全身の器官を包み込み、足の先から頭のてっぺんまでを連結させて支える“膜組織”です。「第二の骨格」とも言われ、姿勢を維持したり、体のバランスを保ったりと、とても重要な役割を担っています。
筋膜は痛みや不調の根っこにある?
筋膜には、筋肉の約10倍とも言われる痛みを感じる神経(痛覚神経)が分布しており、筋膜に異常が起きると強い痛みや違和感となって現れます。
本来筋膜はしなやかで粘りがあり、伸び縮みできるもの。しかし年齢とともに筋力が落ちて姿勢バランスが崩れると、筋膜は引っ張られたり、ねじれたり、よじれたり、癒着したりと、少しずつ本来の性質を失ってしまいます。
一度変形してしまった筋膜は自然には元に戻りにくく、やがて他の筋膜まで引き込みながら、体全体に歪みを広げていきます。すると血流やリンパの流れも滞り、冷えやむくみ、慢性的なコリへと繋がってしまうのです。
“筋膜バランス”はあなたの体に形状記憶されている
さらに怖いのは、歪んだ姿勢やバランスの崩れた筋膜の状態が「正しいもの」として、脳に記憶されてしまうこと。
この“形状記憶”はあなたの体が不調を感じていても「これが普通」と錯覚してしまうため、無意識に悪い姿勢を取り続けてしまうという悪循環を引き起こします。
この脳の思い込みを塗り替えるには、ただマッサージを受けるだけでは足りません。時間をかけて筋膜のバランスを少しずつ整え、正しい姿勢を繰り返し脳に再教育していくことが大切です。
ただし生まれつきやケガなどでバランスが悪くなっている場合は、それを庇うように敢えてバランスを悪くして体に負担がないように無意識でバランスをとってくれています。その場合では無理矢理よいバランスに変えることは逆効果になることもあります。しかし加齢に伴い筋力が低下しより悪いバランスになりツラい症状が出ているのなら、出る前のバランス状態に戻すことは必要でしょう。
姿勢が整うと気持ちも前向きに
姿勢が良くなると見た目が若々しく見えるだけでなく、呼吸が深くなったり、ホルモンバランスが整ったり、気持ちが明るく前向きになるという声も多くいただきます。
私たち女性は、年齢とともにホルモンの変化や体型の変化に悩みやすくなります。しかし背筋が伸びて美しい姿勢を維持できれば、鏡に映る自分に自信が持てたり、気分が軽くなるという変化も起こります。そうなると脳内に幸せホルモンが生じ、血液やリンパ液の巡りが促され、お肌もイキイキしてきます。まさに体と心の健康からインナービューティ―が向上するということです。
当院のアプローチは「筋膜」と「脳」の両方へ
当院では、筋膜リリースやトリガーポイントセラピーなどの技術を用いて、筋膜のねじれや癒着をていねいに整えながら、体が本来持つ自然なバランスを取り戻すお手伝いをしています。
「肩が凝っていると思ったら、実は原因は足首だった」「腰が痛いのに、アプローチするのは背中やお腹だった」「首の緊張を取っただけで、呼吸が楽になった」
これは筋膜が身体全体を包みながら繋がっていることで、一見無関係な部位同士が影響し合っているということです。
皆様は不思議に思われるのですが、体が不思議とラクになったと喜ばれています。
私自身も年齢による不調や心身の揺らぎを経験してきたからこそ、お一人おひとりのツラさや不安に共感し寄り添うことができます。
他のお客様を気にせずに過ごせる完全プライベート空間で、落ち着いた時間を過ごすことができます。
自分のための時間、自分の体と向き合う時間を、ぜひご自身にプレゼントしてあげてくださいね。