自分の感覚を大切に

周りの人や環境から影響を受ける

HSPさんだと特にその傾向は強まりますが、誰でも周りの人や環境から影響を受けます。自分の周りの人が全て気の合う人なら毎日楽しく過ごせますが、現実では有り得ません。
特に親子や親類の場合は常に近くで接するので、とても影響を受けやすいです。友人やパートナーは自分で選べますが、子は親を選べないし、反対もしかりです。

「類は友を呼ぶ」「引き寄せの法則」ではありませんが、例えばポジティブに生きる人の周りには同じような思考の人が集まってきます。
集まってくるというより、無意識にお互いが選んでいるのではないでしょうか?
急に心理学の話っぽくなりますが、整体師としてクライアント様のお体に向き合うことは、その方の心(性格や思考など)にも向き合うこと(身心一如)ですので、自然なことなのです。

昔は家長制があり結婚は家同士のもので、女性が男性の家に入るという仕来たりがありました。
しかし昭和の頃からそれまでの家族像は徐々に崩れ始め、核家族化を経て今では個々の希望で結婚したり、親子関係も友達感覚に近付いてきています。もちろんお家柄や地方によっては、今でもまだ昔の仕来たりに従わなければならないお家もあります。

家庭なり職場なりで毎日顔を合わせる人にマイナス感情を持っていれば、それは相手にも伝わって相手もマイナス感情を積み重ねてしまいます。
人間は「身心一如」なのでそのストレスが、やがて体を蝕んで不調に陥るということもあります。
ただ顕在意識では嫌な感情は持ってないつもりでも、潜在意識では嫌に感じている場合があります。これはちょっと複雑ですが、体に不調が出ている人の中にはそのような方もおられ、後からそのストレスに気付いたりします。
体の不調の原因は本当に人それぞれで、心の状態が体に出ている場合も多いです。
整体師ができることは体からアプローチすることですが、体から入るほうが心の変化も早いような気がするのです。
体の状態が良くなると気持ちに余裕ができ、言動が変わったり考え方も変わったりして、プラスのサイクルに変わっていく方が多いです。
まず私自身の心身でもいつもそう実感しています。

心のもちよう

繊細・敏感・神経質な人は、例えば職場の人間関係が悪い時など常に重い空気が滞っているのを察知してしまい、悪い影響を受けやすくなります。
自分が気にしなければいいとは思うものの、周りの人々の僅かな表情を敏感に察知してしまうので仕方ありません。
別に見ていなくても雰囲気(肌)で察知してしまうので、情報過多になってしまい、疲れやすくなってしまいます。

誰かに愚痴を聞いてもらうと楽になることもあります。
ただ愚痴はマイナス感情なので、愚痴を言うこと自体がストレスになってしまいます。
愚痴っているとその時の感情を思い出して、だんだんと腹が立ったり悲しくなったりすることがありますよね。自分が発する言葉を自分の耳で聞いているので、その感情を更に自分で強くしてしているのです。

プラスの感情なら何の問題もありませんが、マイナスの感情の時は自然と防御する姿勢になり、体が硬くなってしまいます。
何度も思い出すと更にガチガチまっしぐらです。こうなってくると大抵は眠りも浅くなり代謝も落ちてきて、首肩背中のコリを感じている筈です。
背中が硬くなると内臓の働きも低下しやすいので、代謝が落ちてきます。特に胸郭が硬くなると、呼吸も浅くなり疲労が取れにくくなります。
ご自身で好きなことをしてリフレッシュしたり、瞑想やヨガなどをして緩和することもできますが、人の手による整体は格別ですし、理にかなったトレーニングや自然療法なども身心の健康回復に役立ちます。

溢れる情報に溺れずに 

身近な人はあなた自身のことを知ってくれている人ですので、より的確な情報を与えてもらえるでしょう。ただ周りの状況が悪いとそういう話をできる人がいないこともあります。
そんな時に頼りになるのがネット情報ですよね。
ただネット情報は一方的に大多数向けに発信されてるケースが多く、必ずしも自分のケースに当てはまるとは限らないものです。
また中には営利目的や詐欺目的で発信されていることも多々ありますので、慎重に接しないといけません。
日々お気に入りサイトが発信する情報をチェックしていると、段々と無意識下で肯定的に感じて親しみを持ち、人によっては盲目的に信じてしまう場合があります。これは情報に操られている状態だといえます。
ネット上でも広く色々な情報を拾って精査し、身近な人々の意見も加味しながら、偏っていない情報を選択することが大事です。

気付かない内に色々な情報に流され溺れないように、自分の心がどこにあるのか常に忘れないようにしないといけません。選択の積み重ねが自分の人生になっていくからです。
忙しい毎日では自分に向き合う時間が取りにくくなりますが、たまにはゆっくり向き合って心と体の声に耳を傾けたいものです。そのような時間をご提供できる場になればと思います。

自分自身とは一生付き合っていく

どんな人であれ、生きている間は自分自身の体と一生付き合っていかねばなりません。
強健な方ほど意識することはないでしょうが、良くも悪くもです。
確かなことは、体も心も良い状態であるほうがこの世で楽しく生きられるでしょう。

当院では繊細・敏感・神経質なHSP気質の方をはじめ、女性の皆様が身心ともに健やかに過ごせるような内容をご提供しています。
日常ではなかなか気付けないお悩みの原因を施術(トレーニング)や会話を通じて探り当ててていきます。その結果、クライアント様の自然治癒力や免疫力を上げることで健康増進に貢献できればと思います。