先月、日本コアコンディショニング協会のアドバンストトレーナーに認定されました。公式ストレッチポールの協会です。
ストレッチポールは15年前位には知っていたのですが、運動苦手意識が邪魔をして深追いはしませんでした。今まで運動とはあまり縁のない人生で、特に身体能力そのものがいる陸上競技や水泳は苦手でした。長年決めつけてきた苦手意識はなかなか消えませんが、この度は払拭することを頑張りました。
2020年は未曽有のコロナ禍が始まり全世界が様子見でしたし、2021年はワクチン接種も始まり少し行動できるようになりましたが、自身が酷い更年期症状(たぶん更年期障害)になり、体力も気力も意欲もダウンでした。なのでコロナ禍でエクササイズが流行しても何も出来ず…。昨年後半になりやっと遅ればせながら勉強を始めました。元々は院のクライアント様がストレッチポールを使っておられ、使用を続けている時とそうでない時の筋肉の状態が違うことを実感したので、これは勉強せなあかんと感じ勉強を始めたのでした。知ってから随分あとになりましたが、“気付いた時がタイミング”と某歌詞にもありますように、今回がそのタイミングだったということなのでしょう。
日本コアコンディショニング協会(JCCA)では”「コア」を「体幹部を構成する全ての骨、それを支える全ての筋肉、さらに、動きの中で変化し得る軸や重心の総称」”と定義しています。また「ヒトの発育発達過程に沿って進められるコア機能再学習エクササイズ」を掲げています。腹腔を構成する横隔膜・骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋の4つの筋肉をインナーユニットといいます。体の深部にあり体幹を支えています。(引用:日本コアコンディショニング協会)
インナーユニットを活性化することにより、体が軽くなったり、呼吸がしやすく(深い呼吸に)なったり、動きやすくなったりします。現代のあまり動かない生活では、地球の重力の中で良い姿勢バランスを保つことさえ難しくなりつつあるのです。私もそのうちの一人ですがJCCAのコアコンディショニングをやってみて、ヒトの発育発達に沿ったエクササイズは日常動作のパフォーマンスをUPする効果を自身が体感したのです。これはクライアント様にお伝えすべきものだと感じ、もうすぐメニューに取り入れ始めます。
基本的には自分の身心は自分でしか変えられませんが、施術が要らないということでなく要は、依存しすぎるのはよろしくないということです。なので当整体は最終目標がセルフコンディショニングというところです。施術メニューは色々と変わってきましたが、そこは開業当初から変わっておりません。なので今までクライアント様にいかに長くセルフケアを続けていただけるかというのがいつも課題で、元々はそういう形で取り入れるつもりでした。ただアドバイスするだけでは結局続けにくいと感じ、施術メニューに取り入れることにしました。
更年期のことについてはまた追々ブログに載せていきたいと思いますが、一番症状がひどい時は横になるのが一番で、運動はおろかどんなソフトな施術さえ受ける気にならなかったものでした。今では自ら軽く運動する意欲も少しずつ出るようになり、こうして皆さまに良いものをお伝えできるようになりました。
人の手の良さはまた格別ですが、自ら動くことで心も前向きになり気持ちも晴れます。本来ストレッチポールはリラックスして効果をあげるためのツールなのに、体が良くない状態で使用すると効果は半減してしまいます。当整体では初めてお越しになられた良くない状態の体を施術で緩めて体液を促し、より良い状態にしてからストレッチポールでセルフコンディショニングができるよう導いていきます。そしてその先にはより良い動きを手に入れられるようレッスン(トレーニング)していきます。
もうすぐ追加されるコンディションイングメニューをお楽しみに!